子供と歩く大阪散歩ノート

運動会も終わり、極度にプレッシャーに弱い我が子とその母・りんママに
静かな日常が、やっと戻ってきました。

子のプレッシャーは、組み体操。
そして母のプレッシャーは、4人分+アルファのお弁当作り。

ただ、今年の運動会は、去年と少し変わりました。

(ニュース&画像引用:「ピラミッドは5段までに!」
 松井知事、10段組み体操崩れ骨折で「制限を検討」 )

スポンサーリンク

今年の運動会は去年までと何が変わったのか?

それは、事前に「組み体操のピラミッドの、段数が低くなります。」
というプリントが、保護者に配布されていたこと。

うちは児童数が少ないので、例年、5~6段なのですが
去年、てっぺんに一人立つまでに何度か失敗し
かな~り危なっかしかった、と記憶しているので
きっと、保護者から苦情が出たんだろうと思っていたんですが
これは今、全国的に問題になっているんですね。

で、今年は、八尾市立T中学校という学校で
10段ピラミッドを、組んでいる最中に崩れて
お子さんが一人、骨折する事故があったみたいで、
関西では、マスコミで、かなり取り上げられていました。

八尾市というのは、大阪府の東部にある都市で
郊外のベットタウン的な、ファミリー層が沢山住んでいる街なのですが。

八尾市では2014年以降で、組み体操中に、12人の骨折の報告があるようで
この1~2年だけで、十人以上骨折って、かなり多いですよね。

しかも、このT中学校だけで、去年も一昨年も事故があったそうなんです。

2013~2015年の3年間で、練習中と本番を合計して
8人も骨折していたみたいで、正直、異常だと感じました。

前出のニュースサイトによると、大阪府の松井知事も
ピラミッドの高さ制限の、規制を検討しはじめたそうで
なんでも後手後手の行政にしては、今回は対応が早いですが
将来ある子供たちの安全の為なら、当然かと・・・

で、どうして10段にこだわってるのかな、と不思議だったんですが
この「10段」というのが、人間ピラミッドの「中学校最高記録タイ」なんだそうで。
(ちなみに、小学校の記録は9段。)

だから、組み体操に熱心な学校は、危険を知りつつ
毎年、挑戦を続けているんですね。

で、中学校の男の子が、10段のピラミッドを組んだら
てっぺんは、ビル3階相当の高さで、上から見る景色はこんな感じ。
(テレビで特集していた時の画像を、スマホで撮りました。)

10m前後の高さって、意外に怖く感じる高さですよね。

てっぺんの人も怖いだろうけど、この高さから人が崩れた際に
下を支えていた、お子さんたちにかかる重量が、恐ろしいです。

しかも、練習で一回も成功したことがなかったとかで
子供達は、どんなに不安で怖かっただろうと思うと、胸がキューンとしてしまいます。

私は、なんでもかんでも「危ない」と言う理由で
運動会の種目を廃止にしていく傾向には、あまり賛成ではないんですが
10段ピラミッドは、ちょっと危ないからやめた方がいいかも・・・

ちなみに、ピラミッドが低くなります、というお達しがあった
うちの学校では、結局今年は、4段ピラミッドに落ち着きました。

でも、4段でも十分感動でしたよ♪

練習で疲れて帰ってくる子供を、励ましたり見守ったり
砂だらけの体操服を洗ったり、みたいなことが思い出されると共に
演技が終了した後の、子供たちの晴れやかな顔を見ていたら
うっかり気を抜いたら、涙がこぼれそてきそうな位感動してしまって
ピラミッドの段数など、どうでもよいことに感じました。

「騎馬戦」「綱引き」「棒倒し」が、運動会のメニューから消えて
少し寂しい今日この頃ですが、子供たちの安全の為にも
危険なピラミッドに代わる、新たなメニューを考えてほしいものです。

私的には、体育大学でよくやっている、「集団行動」なんか
いかにも日本人的で、一体感や達成感もあって
子供たちには、よい体験になるのではないかな~、と思うのですが、
同じ学年でも、体格差の大きい小学生には、ちょっと難しいかな・・・?

↓「集団行動」をご存じない方の為の参考画像

というか、『集団行動』は、上から見てたらキレイだけど
運動場で同じ目線で見てたら、きっと、なんのこっちゃ分からないですよね(笑)

う~ん、しかし、これは難しい問題です。

とにかく、親や先生など、大人の思惑よりも
子供たちが、組み体操をこれからも続けたいかどうか、ですよね。

うちの子が、6年生や中学生になる頃には
今と違った、新たな運動会の大トリが出てくるんでしょうか。

注意深く、見守りたいと思います。

●oo○ooo●  最後まで読んで下さりありがとうございます。  ●ooo○oo●
この記事が何かのお役に立てたら幸いです!

  にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ


スポンサーリンク

コメントありがとうございます!

コメント(承認制です。反映までしばらくお待ち下さい。)

この記事へのコメントはありません。

スポンサーリンク